飛鳥山散歩
明治通りを王子方面に進むと、飛鳥山が現れます。この小山の中には何があるのでしょう。
公園入り口から飛鳥山山頂まで約2分かけて登ります。運賃は無料で、運転時間は午前10時から午後4時まで。歩きでも楽々登れますが、せっかくなのでこれに乗ってワクワクしましょう。
アスカルゴで山頂を目指そう
車窓からの眺め
ころりとしてかわいいアスカルゴ
山頂に着くとお花畑
緑が多くて気持ち良い
飛鳥山碑
テッチャンも子供も喜ぶ機関車や古い都電の車両、懐かしくかわいらしい雰囲気の遊具があります。売店(さくら亭)では食事の他、あんみつやお団子等も売られています。見晴らしの良いデッキから新幹線を眺めるのも楽しいです。
寂し気な人魚
D51853
ゾウもいます
お城のすべり台
タコちゃん
ぶよよん
さくら亭
さくらうどん(ワカメたっぷり)
ここで食べるのも良いかも
日本の近代経済社会の基礎を築いた渋沢栄一についての資料館。 ホール左手の会議室でビデオ映画を観るのがお勧めです。これを観ると、 一人の人物が一生でこれだけのことを成し遂げられるのか、と驚愕します。なぜ今まで大河ドラマにならなかったのかが不思議。ドラマにするには地味な印象だからでしょうか?なかなかどうして、幕末から昭和という起伏に富んだ時代、多くの有名人も登場、数々の偉業、とてもドラマにしがいが有ると思うのですが。
晩香廬(ばんこうろ)
青淵文庫(せいえんぶんこ)
柏の葉(渋沢家の家紋)のデザイン
土曜日に訪れるなら、ぜひ「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」(午後12時30分~3時45分に公開)にも立ち寄ってみてください。これらは大正期の建物で旧渋沢邸の一部です。外観だけでなく、内装もとてもすてきなのです。
北区3万年の自然・歴史・文化を14のテーマに沿って展示。
やたらとボタン(押すと再現ビデオ、音声等が流れる)があるのですが、中でも一番のお勧めは「名所 王子・滝野川・飛鳥山」コーナーにある、意表をつく「王子名物 釜焼き玉子」型のボタン。思わず押したく(食べたく)なるこの見かけ。番組名の書かれた卵焼きを押すと、幕がシャッ〜と引き、大画面が現れ映像が始まります。
番組は「名所の楽しみ」「鷹場の村のくらし」「日本のリッチモンド」の3本。江戸、明治時代の飛鳥山やその周辺の様子が分かり、飛鳥山により親近感が沸きます。
卵焼き型のボタン
シャッ~!始まり、始まり~
遊び心のあるお座敷で観賞
江戸の花見弁当
焼きおにぎりが美味しそう
このコーナーには、復元模型のヤマザクラの下、江戸の花見弁当が再現されているという、魅力的な展示もあります。
他に面白かったのは、竪穴住居の一部を実物大で復元、ムラヘの侵入者との争いの様子を熱演している映像が見られる「弥生人のムラ」。
そして「荒川の生態系」。荒川の水中や河川敷に生息する動植物の生態をジオラマで展示。辛抱強く待っていると、ジオラマの中で夕焼け空になり日が暮れていきます。そして朝がやってきます。
弥生人のムラ
河川敷に生息する動植物
水中に生息する動植物
飛鳥山には渋沢資料館、北区飛鳥山博物館の他にもう一つ、「紙の博物館」があります。週末には「紙すき教室」が実施されます。
駅方面へ下山する階段を下りると、あじさいが咲き乱れていました。その先には、魅惑の「さくら新道」が・・・
紙博士になれそうな博物館
下山して飛鳥の小径へ
ここで蛇を見ましたよ
魅惑のさくら新道
あじさいが咲く爽やかな「飛鳥の小径」と地続きで、こんな界隈があるのです。木造長屋のオンボロ飲み屋街。べったり昭和な郷愁をそそる世界が残されています。郷愁をそそるだけでなく、何か妖しいときめきを感じます。この箱の中でどんな世界が繰り広げられてきたのでしょう・・・
とても一人でお店に入る度胸はないけれど、どうかこのままで居てください、無味無臭のつまらない界隈にならないでください、と祈るばかりです。
飛鳥山は江戸、明治、大正、昭和、いろいろな時代を感じることのできる場所です。
飛鳥山近くにある、お土産を買うのにぴったりなお店を紹介します。
関の甘納豆 飛鳥山のふもとで甘納豆一筋70年。徹底的にこだわった原料を使い、豆本来の美味しさが味わえます。お多福豆の甘納豆がおすすめ。 |
扇谷 創業350年。落語の「王子の狐」や浮世絵にも登場する老舗。江戸っ子の好きな甘めの卵焼き。だしがじゅわ~と効いてて美味しい。 |
ショップ お客や オーナーが40年に亘り収集した古今東西の品々(陶器、ヴェネチアガラス、レトロなランプシェード、こけし等)が並んでいます。 |
明治通り沿いにあります |
ビル入口にある売店 |
掘出し物がありそうな予感 |
お茶請けにぴったり |
厚焼玉子 |
ありました |
北区滝野川2-7-7 |
東京都北区岸町1-1-7 |
北区滝野川1-4-1 |